アムス→シベリア |
監督 | ロバート・ヤン・ウェストダイク | |
製作 | 1999年 蘭 | |
出演 | ヒューホ・メッツェルス、ルーラント・フェルンハウト、ヴラトカ・シーマック、ニコル・エッガート、アレッシア・ソルビーロ | |
受賞 | ||
紹介 | 「愛と精霊の家」以来のオランダ映画。 主人公は、首都アムステルダムで女性旅行客をたらし込んでは金とパスポートの写真を奪う最悪の「ゴマの蝿」二人組み。オマケに彼らは互いに落とした女の数を競い合ったりしている。でも性格は正反対。ナンパ上手で容赦ない「ビジネスライク」なヒューホに対し、ゴーフはナンパは下手だしすぐにカモに惚れてしまう。そしてある日、彼らの前にロシア・シベリアから来たララが現れる。例によってゴーフは彼女に惚れてしまい、やがて三人はいっしょに暮らし始めるがこのララ、実はとんでもない悪党で、うまくゴーフを騙して二人が貯めた盗み金を持って逃げてしまう。それでも彼女を諦め切れないゴーフだが、ララを見つけた彼ら、果たしてゴーフは彼女から金を奪い返すことができるのか・・・ 「ラン・ローラ・ラン」「ノッキン・オン・ヘブンズ・ドア」に並ぶドイツ系ニューウェーブのノリというのか、とにかくスピーディーで歯切れがいい。展開を予測する余裕もない目くるめく展開に心地よく翻弄されるこの感覚がたまらない。なんでシベリアなの?とか、そんなディテールはどうでもいいって感じだ。ララなんていう名前も「ドクトル・ジバゴ」を髣髴とさせるある意味安易な選択で、ちょこっと笑わせてくれる。ドイツ系ニューウェーブ、実にいい感じだ。今後に期待! | |
評価 | ★★★ | |