WiLd LIFe jump into the dark |
監督 | 青山真治 | |
製作 | 1997年 日 | |
出演 | 豊原功補、夏生ゆうな、國村隼、光石研、ミッキー・カーチス、矢島健一 | |
受賞 | ||
紹介 | 青山真治監督第三作。 ボクサーを辞め、人生の目的を見失いかけていた頃津村社長(カーチス)に拾われ、以来パチンコ台販売業兼クギ師として、5年間毎日判で押したような生活を続けてきた酒井(豊原)。ところが、以前の同僚・水口がひょっこり現れ、二人に暗い計画を熱く語って以来、この静かな生活は破壊され、伊島という京都のヤクザ(國村)に付け回され始める。プライベートでも、ひょっこり舞い戻った社長の娘(ゆうな)が気になり始める。 こうしてサスペンスタッチで始まる本作だが、夏生ゆうなのホンワカキャラが伝染するかのように全体にトボケタ雰囲気が支配し、終わってみればとってもラブリィでハッピーな物語として好印象を残す。 とにかく日本映画の若きミューズ・夏生ゆうながいい。カワイすぎる。そんな彼女に惚れられる酒井が妬ましい。このコにベティちゃんのようなつぶらな瞳で上目使いに見上げられると、男なら誰しも、すべてを賭けて守ってあげたくなってしまうこと必定だろう。そして豊原の不器用さ、國村の胡散臭さとクレバーさ。俳優の個性を生かし切った快作だ。 | |
評価 | ★★★★ | |