殺し屋と嘘つき娘

監督 小沢仁志
製作 1997年 日
出演ビビアン・スー、小沢仁志
受賞  
紹介殺し屋ジョーカーは組織の依頼で麗華という娘を救出、エル・レイまで運ぶ仕事を請け負う。しかし、突然襲い来る殺し屋集団と麗華の突飛な行動により、次第に窮地に追い込まれる。途中、謎の日本人タクシー運転手サルを巻き込み、決死の逃避行が繰り広げられる。が、実はサルも敵組織の内通者。そして麗華の手荷物は大量の麻薬。何とかエル・レイに到着した二人は敵の集中砲火を浴びる。敵組織の黒幕は何と麗華の生き別れの兄。そしてジョーカーは自分がはめられたことを知る。何とか脱出した二人だが、麗華は兄に拉致される。敵組織の内部分裂で利害が一致したサルと共に、ジョーカーは麗華を救出すべく、兄と対峙する。そして、ついに追い詰め、とどめに放たれた銃弾は、何と兄をかばった麗華の胸に命中する。数日後、兄一味に対する怒りと麻薬の獲得を目的に意気投合したジョーカーとサルは、兄とバイヤーとの取引現場に踏み込む。壮絶な銃撃戦の末、ジョーカーは兄を射殺するが、自らもサルと共に致命傷的重傷を負う。ラスト、二人は現場を立ち去るが、胸に貫通銃創を負って徒歩で去りゆくその姿は亡霊に思える。
小沢初監督作品。小沢とビビアンは魅力十分だが、ストーリーと現地人を含む脇役陣が陳腐で、カット割りも未消化に技巧を懲らせすぎて、観覧の妨げとなっている。
評価 ★★
  

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