自炊した書籍をKindleで読む
- Amazon Kindleで家にある紙の本を読みたい場合、その本をスキャナで読み取ってpdfファイルにして、Amazon Kindleにアップロードして読むことになります
- 私の場合は、例えば囲碁雑誌や学会誌などのように、毎月届くけどなかなか家で読む時間がなくて、通勤途中に読めたらなぁといった書籍を自炊Kindle化しています
- 小説や実用書であれば、買って一気に読むことが多いので、がんばってカバンに入れて持ち歩けばよいですが、
- 購読雑誌などの場合は、通勤途中に新聞を読み終わった空き時間とか、職場の昼休みなど思い立った時に読むことが多いので、カバンに入れっぱなしにするのも重いですし、いざ読もうとしたらボロボロになっていたりして、電子化の動機づけが生じます。Kindleならバックナンバーをいつでも読み返せますし。
詳しい解説サイト
自炊本をKindleで読む一般的な方法
スマホに直接ファイルを転送する
- スマホのAmazon Kindleで自炊した本を読むには、もちろん、PCで作成したpdfファイルをスマホ自体に転送して(USBケーブルでPCとスマホをつなぐ、宅内Wifiを通じて転送する、SDメモリカードでコピーするなど種々の方法があります)それをKindleのアプリで表示するのが最もオーソドックスな方法。
- Kindleには、Kindle本のフォーマットのほかに、pdfファイルを表示する機能もありますので、この方法で確実に自炊本をスマホで読むことができるようになります
- もっとも、pdfはAdobeのAcrobatReader?でも読めるので、わざわざKindleアプリで読む必要はないかもしれません。
- ただ、この方法の欠点は、次々と新しい本を自炊して転送していると、自炊データがスマホにたまり、記憶容量を圧迫してしまうという点。
- ふつうにスキャナで本を読み取ると画像データになるので、それをふつうにpdf化した場合、B5の数十ページでも30MB程度にはなってしまいます。
- もちろん、スマホのローカルフォルダに自炊データが記憶されるので、他のスマホやタブレット、PCからはそのpdfを読むことができません。
- 端末ごとに個別に転送することになります
- PC(Windows)用のKindleアプリもあります。けっこう使っています。
- 具体的な方法はSuzuki Yuichirosさんの「PDFをKindleで楽しむ方法まとめ」ページに詳しく掲載されています
クラウドに保存して読む
- 有料・無料で利用できるインターネット上のネットワークドライブはさまざまなものが利用可能です。
- googleドライブ、YahooBox、OneDrive、その他プロバイダの提供するドライブサービスなど種々
- もちろん自宅のNASなどを外部アクセス可能に設定しておくことでもOK。
- AmazonにもAmazon Driveというサービスがあり、ここにpdfをアップロードすることによっても、KindleやAcrobatReaderなどで読むことができます。
- こうしたサービスはファイルのアップロードも簡単で、Explorlerでろーぱるドライブとかわらない操作感でアップロードや編集・削除などができるサービスもあります。
- ただ、電子書籍のデータに応じてスマホからいちいちネットワークドライブにアクセスして読む必要がありますし(うまくやる方法はあると思いますが)、Amazonの電子本と同列に一覧することもできず、整理もフォルダ分けなどによって自力でやらなければならないので、自炊が多くなると面倒になってきます。
Amazon Kindleにファイルを送る
Send-to-Kindle
- Amazon Kindleには「Send-to-Kindle」という、手持ちのpdfファイル(パーソナルドキュメント)をメールで端末ごとに設定されたアカウント専用メールアドレスに添付ファイルとして送信することで、Kindle本と同じようにKindleアプリのライブラリにパーソナルドキュメントが表示されるようになります
- 送信の際に、「Send-to-Kindle」の「パーソナル・ドキュメントの保存」を「有効」に設定をしておくと、「Send-to-Kindle Eメールアドレス」に送信されたパーソナル・ドキュメントはKindleライブラリにも保存されます。
- ただ、この添付ファイルの大きさは上限50MB。数十ページのB5やA4サイズ程度の本を単にスキャナで画像として読み取ると50MB越えはよくありますし、
- プロバイダによってはメールノ最大添付ファイル容量を1MBとか10MBに制限していたりして、50MBものファイルを送れなかったり、
- 送れるとしても、添付ファイルが大きすぎてメールソフトやWebメールのサービスが送信中に固まってしまってうまく遅れない、時間がかかりすぎるなど、いろいろ問題が。
Androidのファイルマネージャから「共有」でKindleni送信!〜おすすめ〜
- そこでおすすめの送信方法は、Androidの各種ファイルマネージャアプリ(
「ファイルマネージャー+」、「ESファイルエクスプローラー」、「Media Manager」、Yahooの「Y!ファイルマネージャー」など)でpdfを「Amazon Kindle」と共有する方法です。
- 「ファイルマネージャー+」、「ESファイルエクスプローラー」、「Media Manager」は、下記のとおり、ある時からKindleへのファイル送信がうまくゆかなくなりました。
- Androidのファイルマネージャーアプリであればたいがい、リストに表示されたファイルをタップ(長押しタップとか)するとメニューが表示され、「共有」を選ぶことができます。
- ここで、端末にAmazon Kindleアプリをインストールしていると、共有先として「Kindleに送信」が表示される場合があり、これがあれば、それをタップすることで、対象のpdfファイルはKindleのライブラリーに直接アップロードされます。
- スマホなどの端末からこれを行うには、いったんPCからスマホにpdfファイルを転送してから行う必要があります
- PCから直接アップロードするには、PCにAndroidのエミュレーターアプリをインストールし、仮想的にAndroidをPC(Windows)の上で実行し、その中でファイルマネージャーとKindleのアプリをインストールしておいて、Windowsからこの仮想Androidにpdfファイルを転送し、それをこの仮想Androidのファイルマネージャーで選択して、「Kindleへ送信」を選んでアップロードする方法があり、私はこれを利用しています
- Androidのエミュレーターアプリとしては、私も使う、使い勝手のいいものとしてBlue Stacksというものがあります。
PCから直接Kindleのライブラリにアップロード
- 上記のAndroidファイルマネージャからのアップロードでは、いったんスマホ等にPCからファイルを転送する必要があります
- これも結構面倒(USBでつないだり、ファイルマネージャーから宅内LANの中のPCを探し、そのPCのフォルダを探したり・・・)
- そこで、PCから一気にできないかな、と考えて構築したのが以下の方法。
準備
- Blue StacksをPCにインストール
- インストールしたBlue Stacksを起動する。エミュレータだからということもあり、40秒ぐらいかかる。
- 「GooglePlay?」が標準で付属しているので、まずAmazonKindle?をインストールし、自分のKindleアカウントを設定しておく。
- 次いで、Yahoo!の「Y!ファイル」をインストールしておく
アップロード手順(旧)
BlueStacks?に標準装備されているファイルマネージャーアプリである「Media Manager」で、「Windowsからインポートする」を選択
ファイル選択ウインドウが表示されるので、Kindleにアップロードしたいpdfを選択し、「開く」をクリック
選択したpdfファイルがBlue Stacksのファイル領域にインポートされ、表示中の「インポートされたファイル」の一覧画面の中に追加表示される。
以前は、これを長クリックして、ウインドウ上部に表示される「Mindle」のボタンをクリックすると、Kindleにアップロードできたのですが、7月以降なぜかエラーが出るようになってできなくなってしまいました。できる人はこれが最も簡単です
「Media Manager」でうまくアップロードできない場合は、「GooglePlay?」から「ファイルマネージャー+」などの別のファイル管理アプリをダウンロード&インストールしておきます
ファイル管理アプリ(「Media Manager」や、「ファイルマネージャー+」)で目的のpdfをマウスで左名がクリックなどして選択し、「共有」を選択し、共有先として「Kindleに送信」を選択すると、無事Kindleのライブラリに追加されます。
(「Media Manager」の場合はファイルを選択すると上部にKindleのアイコンが表示されますので、これをクリック)
- この段階で、Kindleに登録してある端末(スマホやタブレットなど)のうち特定のモノを指定して送付することもできます。指定しなければクラウド上のライブラリにだけアップロードされ、あとで端末から選択してダウンロードして読むことになります
アップロードの手順(新)
- 上記「旧」の手順でずっとKindleにアップロードできていたのですが、ある時からエラーが出てできなくなってしまいました
- ファイル管理アプリを「MediaManager?」や「ファイルマネージャー+」に変えても同様に「AmazonKindle?に送信」の操作時にエラーになってしまいダメ
- スマホにpdfを転送してからこれらのアプリで送信しても同様にうまくゆかない
- で、あれこれ試した結果、Yahoo!の「Y!ファイル」または「ファイルマネージャー」というファイル管理アプリであれば、スマホからも、PC上の「BlueStacks」からも「Kindleに送信」が成功することを確認しました。
- 事前準備として、BlueStacksに「Y!ファイル」または「ファイルマネージャー」をインストールしておきます(スマホと同様に、BlueStacks上のGooglePlayからインストールします)
- BlueStacks?に標準装備されているファイルマネージャーアプリである「Media Manager」で、「Windowsからインポートする」を選択
- ファイル選択ウインドウが表示されるので、Kindleにアップロードしたいpdfを選択し、「開く」をクリック
- 選択したpdfファイルがBlue Stacksのファイル領域にインポートされ、表示中の「インポートされたファイル」の一覧画面の中に追加表示される。
- この操作により、ファイルはBlue Stacksの管理上、「/SDカード/DCIM/SharedFolder?/」の中に保存されている。
- 次いで、「Y!ファイル」または「ファイルマネージャー」を起動します
- 「Y!ファイル」の場合は、トップ画面上で「SDカード」フォルダを選択し、表示されたフォルダリストから「DCIM」を選択
- 「ファイルマネージャー」の場合は、「ドキュメント」選択
- さらに、表示されたフォルダリストから「SharedFolder?」を選択すると、上記でWindowsからインポートしたpdfファイルがみつかる
- 目的のファイルを左長押しクリックすると「チェック」が入り、
- 「Y!ファイル」の場合は右欄に表示された「共有」を選択し、
- 「ファイルマネージャー」の場合は下部右端の点三つの「その他」>「共有」選択
- 表示されたリストから「Kindleに送信」を選択すると、送信先(スマホなどの端末リスト)の選択画面が表示されるので、適宜選択して「送信」ボタンをクリックして送信する。
- 送信先端末は一つも指定せずに、「Kindleライブラリに送信する」のみチェックして「送信」することも可能。
- 端末をチェック(選択)すると、その端末に送信対象pdfがダウンロードされ、すぐに読める状態になる
- 「Kindleライブラリに送信する」にチェックして送信した場合は、任意の端末でKindleアプリ起動時にライブラリ上に対象pdfが表示されるので、読みたい場合は「ダウンロード」すれば読める
アップロードの手順(新新)(2020/3/10〜)
- 今度は、BlueStacks?の更新により標準装備されているはずの「Media Manager」がなくなってしまったため、上記「新」の手順の前提となるアップロードの作業ができなくなってしまったので、WindowsからBlueStacks?へのインポートができなくなってしまいました。
- そこで、準備として、人気のファイル管理アプリである「File Commander」などをBlueStacks?にインストール(GooglePlay?から無料で入手可能)しておき、以下の手順でKindleまで持ち込ことになります。
- アップロードしたいファイルをWindowsの共有ドライブへコピーし、
- BlueStacks?上で、人気アプリである上記「File Commander」などを使って、「ローカルネットワーク」に表示された宅内LAN内のWindowsの共有ドライブから、目的のファイルをBluStacks?内の適当なフォルダ(「ダウンロード」フォルダなど、探しやすいところ)にコピーし、
- 「Y!ファイル」「ファイルマネージャー」などを起動し、
- 上記、コピー先のBlueStacks?内のフォルダを開いて、目的のファイルを探し、
- 目的のファイルを左長押しクリックすると「チェック」を入れ、
- 「Y!ファイル」の場合は右欄に表示された「共有」を選択し、
- 「ファイルマネージャー」の場合は下部右端の点三つの「その他」>「共有」選択
- 表示されたリストから「Kindleに送信」を選択すると、送信先(スマホなどの端末リスト)の選択画面が表示されるので、適宜選択して「送信」ボタンをクリックして送信する。
- 送信先端末は一つも指定せずに、「Kindleライブラリに送信する」のみチェックして「送信」することも可能。
- 端末をチェック(選択)すると、その端末に送信対象pdfがダウンロードされ、すぐに読める状態になる
- 「Kindleライブラリに送信する」にチェックして送信した場合は、任意の端末でKindleアプリ起動時にライブラリ上に対象pdfが表示されるので、読みたい場合は「ダウンロード」すれば読める
アップロードの手順(新新新)(2020/4/5〜)
- 今度は、BlueStacks?の更新により、BlueStacks?の動作自体が非常に遅くなってしまい、使い物にならないので、「PC→スマホ→Kindle」のルートで。最初からこれでやれよ、という感じですが。
- スマホに「FileCommander?」、「Y!ファイル」、「Kindle」の各アプリをインストールしておく。また、宅内Wifiが整備され、スマホとPCとが宅内LANを介して接続されていることが前提(PCはWifi接続でも有線接続でもいい)
- スマホの「FileCommander?」を起動
- アプリのホーム画面可能の「PCファイル転送」をクリックし、表示された「スイッチ」をオンにし、表示されたIPアドレス(URL)を、PCのブラウザ(Chromeなど)のURL欄に転記してアクセス
- ブラウザに、エクスプローラのようにスマホの本体とSDカードのフォルダ・ファイル一覧が表示されるので、探しやすい適当なフォルダを選択し、そこへ、Kindleにアップロードしたいpdfファイルを、PCのエクスプローラからドラッグする。これで、PCからスマホに対象ファイルがコピーされた。
- スマホの「Y!ファイル」を起動し、
- 上で対象のpdfのコピー先のフォルダを選択し、
- 表示された対象pdfを長押しして選択(チェックが表示される)し、
- 下部の「共有」をクリックし、共有先として「Kindle」を選択し、
- 表示されたKindleのデバイスを適宜選択(あとで変更できる)して「送信」ボタンをクリックして送信する。。
- 送信先端末は一つも指定せずに、「Kindleライブラリに送信する」のみチェックして「送信」することも可能。
- 端末をチェック(選択)すると、その端末に送信対象pdfがダウンロードされ、すぐに読める状態になる
- 「Kindleライブラリに送信する」にチェックして送信した場合は、任意の端末でKindleアプリ起動時にライブラリ上に対象pdfが表示されるので、読みたい場合は「ダウンロード」すれば読める
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