2001年 下半期ベスト5 | 2001/12/31 |
上半期に比べて小粒の作品が多かった下半期。★★★★★を獲得した作品が無く、選考と順位付けはいつも以上に難航を極めました。 第1位:「ムーラン・ルージュ!」 ミュージカル大嫌い派の筆者までを、今まで体験したことの無い感動で身震いさせる歌とドラマのコラボレーションはまさに圧巻! 第2位:「約束」 素晴らしい脚本に素晴らしい演技。心寒い一年だった昨年の締めくくりに相応しい、癒しの一本。 第3位:「アメリ」 劇場を笑いと興奮の渦に包んだ監督の奇想天外は発想とサービス精神に乾杯!「幸せになる」がテーマなんだけど、その前に一生懸命他人を幸せにしようと奔走する主人公の純粋な心根がいとおしい。 第4位:「エレベーター」 この世のものとは思えない超級美女が誘う甘い恐怖に満ちた異次元空間。ますますトルコと言う国の神秘が深まる一作。 第5位:「青い夢の女」 愛の伝道師、ジャン=ユーグ・アングラードの真骨頂!死んでなおぬくもりと気配を漂わせつづけるヒロインの怪しい美貌が尾を引く一作。 次点:「真夜中まで」 世をすねた男をここまで熱く燃えさせた謎の「逃げる女」。彼女の運命と二人の恋の切なさにジャズの響きがあまりにもマッチ。 その他、パトリス・ルコントが提示した新たな愛のかたち「フェリックスとローラ」、長年不可触のテーマだった連合赤軍事件を現代と結びつけて描いた「光の雨」が下半期の注目作です。 今年の筆者は、ジョニー・デップの「フロム・ヘル」あたりで映画初めとなりそうです。 <koala> |