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休止状態にしたはずのPCが一定時間ごとに勝手に起動する(Win10)

  • Windows10自作機で、下記のような設定にしていますが、いつのころからか休止にしたはずのPCが約2時間おきに勝手に起動し、しばらくON状態を経てまた休止になるということを一日中繰り返すようになりました。
    • 電源ボタンを押すと休止状態になるよう設定
    • 操作なしで20分後にスリープ
    • ハイブリッドスリープ「有効」
    • スリープ120分で休止
  • デバイスマネージャーでLANやUSB、キーボードやマウスなどあらゆるデバイスの自動ON機能を無効にしても治らず、BIOSの設定を確認しても、LANのwakeupなどは無効になっているし、Webでみた記事を参考に「120分で休止」の電源設定を無効(0分)にしても、なおりません。
  • windowsのイベントログはこんな感じで、何が起動に関わっているのかはわかりません。
  • log1.JPG
  • で、ソフトを疑い、McAfee?とかgoogle driveとかを調べていったのですが、「EaseUS ToDo? Backup」のスマートバックアップのログをみると、次図のとおり、なんとPCの起動とリンクして2時間おきに作業が行われた形跡が。バックアップのスケジュールなどは細かく設定できないみたいなので、とりあえずこのバックアップ機能を一時停止にしてみると、2時間おきの自動起動は止まりました。これが原因だったのかな?ソフトの性質から見ると、起動したときにsスタートアップで実行されてるだけのような気もしますが。とりあえず謎の自動起動は止まったみたいなので、とりあえずメモ。
  • easeUS1.JPG

追記

タスクスケジューラ

  • その後は、タスクスケジューラーをいろいろ調べて、日中な深夜などに起動するようにスケジューリングされているタスクの起動時間を21時前後に集約してみました(個々のタスクがなにか調べるのが面倒で、変に停止しても不具合が出ると困りますし)。そうすると、日中や深夜の休止からの自動復帰はなくなり、21時ごろに一度だけ自動復帰する状況になりました。

休止とハイブリッドスリープの競合

  • さらにいろいろしらべているうちにふと、Win10(Vista以降)では「ハイブリッドスリープ」という、休止とスタンバイの中間的なモードが創設され、従来の休止と競合する(ので,ハイブリッドスリープをONにすると「電源オプション」のホーム画面で休止時間選択ができなくなる)ことに気づきました。
  • 確かに「電源オプション」のホーム画面では、ハイブリッドスリープがONの場合は「休止状態」までの時間が設定できなくなっているのですが、詳細設定に進むと休止までの時間を設定できてしまいます。
  • なんとなく電機がもったいないので、スリープまで20分、休止まで40分とかに設定してたなと思い当たり、「休止」をオフにしておきました。
  • 作業に戻るときの起動(復帰)が早くなって便利ですね。そんなに電気も食わないみたいですし、いざというときは「ハイブリッド」よろしくHDDにバックアップも取られているようですし。しばらくこれでいってみますか。

dengen.gif

スリープに移行しない

  • そもそも上の項で「休止」モードを使っているのは、3回に一回ぐらい、スリープへの移行に失敗するからだったりします。
  • でも、休止状態にすると、復帰時に5分間ぐらいHDDへのアクセスが100%の状態が続いて、なかなか作業を開始できないので、スリープに移行しない原因を改めて探ってみました

powercfg -requests

  • まず、スリープへの移行が失敗したときに、どのようなサービスの実行が原因となったかを、以下のコマンドで調べます

手順

  • 「スタート」ボタンを右クリック
  • 「WindowsPowerShell(管理者)」起動
  • 「>」の後ろに「powercfg -requests」と入力して「Enter」
  • 以下のような表示が出る

 DISPLAY:
  [PROCESS]
 
 SYSTEM:
  [PROCESS]
 
 [DRIVER]
 
 AWAYMODE:
 なし

WindowsMediaPlayerが実行中の場合

  • うちの場合は、WindowsMediaPlayerが実行中である旨の表示が出ました。
  • この場合に、上記サイトを参照して「powercfg -requestsoverride」をやってみてもうまくゆきません。
  • どうやら、WindowsMediaPlayerのライブラリ共有がONであり、LAN上のTVからのアクセスに応えてDLNAサーバーとしてPC内の映像ファイルを共有できる体制を維持しようとしてスリープに移行できなかったようです。
    • たしかにREGZAからLANを検索するとPC内の非共有のドライブ上に保存した(怪しげな)動画ファイルがすべてリストアップされてしまう原因がわからず困っていたのでした。これが原因か!
  • そこで、「コントロールパネル」→「ネットワークと共有センター」→「共有の詳細設定の変更」(左側)→「すべてのネットワーク」→「メディア ストリーミング」→「メディア ストリーミング オプションの選択」とたどり、「メディアストリーミングが有効です」と表示されていれば、「メディアストリーミングを無効にする」ボタンをクリックして無効にします
  • また、以下を実行して「Windows Media Player Network Sharing Service」を止めてしまいます(デフォルトでON)
    • 「スタートボタン」右クリック→「コンピュータの管理」→「サービストアプリケーション」→「サービス」→「Windows Media Player Network Sharing Service」右クリック→「プロパティ」左クリック→「スタートアップの種類」を「無効」に→「サービスの状態」を「停止」に→「適用」または「OK」クリック
  • これで、もう一度「powercfg -requests」をやってみると、WindowsMediaPlayerが実行中でなくなっているはずです。これだけが原因であった場合は、これでスリープに移行できるはずです

PDF関係

PDFファイルの容量圧縮

  • スキャナーとかで作ったPDFが予想外に大容量で困ることがあります。
  • 圧縮方法として、アプリや(有料が多い)オンラインサービスがありますが、
  • もっとも簡単には、対象のPDFを印刷する操作をして、印刷先をPDFにしてdpiなどを小さく設定すると、数分の一の容量にして保存しなおすことができます。
  • ただし、印刷なので、テキスト情報は失われます。尤も、大容量のPDFは文字ではなく画像情報をPDFしたときに出現しやすいので、けっこう使える方法かと。

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Last-modified: 2019-08-31