koalaと金魚 〜水草について〜

  • 金魚水槽には底砂も水草も入れない主義の人もいるようですが、koala家水槽では下記の理由から、薄いながら底砂も敷き、水草もどっさり入れてやってます。
    • やはり殺風景では金魚も落ち着かないだろうと思えること
    • 小型水槽ではフィルタやエアレーションの水流が全域で強く、金魚が落ち着ける水流のよどみを作ってやりたいこと
    • 金魚の排泄物がバクテリアによって良好に分解される最終産物としての硝酸塩を少しでも水草の吸収で減らしたいこと
    • 落ち着いて休める照明の陰を作ってやりたいこと(ならば水草をやめて照明もつけない、という選択肢もありますが・・・)
    • 万一えさをやれなくなったときの、お留守番えさとして機能し得ること
  • ただ、金魚は草食性(というか雑食性)。特に和金型の当家コメットは運動能力が高く、想像以上に水草を食い荒らします。
    • えさ用とあきらめてせっせと補給するか、
    • 食べられない品種を選ぶか、
    • 食べられるよりも増殖が早い品種を選ぶか

詳しいサイト

アナカリス

  • 定番金魚藻。成長もものすごく早いけど、金魚ももりもりお召し上がりになります

生育

  • 室内飼育なら、照明だけ十分にしておけば勝手に育ちます
    • 照明が弱いと、茎ばかり伸びて葉の間隔が長くなり、葉も短く細く、色も薄くなり、ますます食べ尽くされやすくなります。
    • 照明が強いと、上記と逆に。特に炭酸ガスを足すと葉も濃緑色になって厚くなり、手で触るとワシワシして、昆虫の羽を束にしてさわっているようで少し気持ち悪いほどになります。新宿サブナードのアクアフォレストさんで売られているのはこういう感じの、30センチ近くもある個体。5本も買えば我が家の水草はいっぱいになってしまいました。
  • 成長はとても早く、十分な照度があれば、どんどん白い根を茎の途中から出して、一日でセンチ単位で伸びてゆきます。枝分かれも盛ん。
  • 金魚屋さんの話では、金魚藻系の中ではいちばん暗い環境に強いらしいです。水槽専用の照明がなくても、室内照明だけで枯れることなく育つとのこと。実際、我が家ではリビングの室内光のみで根を出してぐんぐん成長しています

レイアウト

  • 浮遊性で、根も生体を底砂に固定する能力はないため、浮遊させないなら何かで底に固定することになります
  • 石で押さえるぐらいではすぐに金魚に抜かれてしまうので、我が家では「ライフマルチ」という中空円筒型の吸着材の中に綿シートや凧糸で茎を巻いたものを差し込んで固定し、底に沈めています。
  • ライフマルチ付きで売られているように植木鉢のようにきれいに茎を挿すだけでは、どんなにライフマルチの穴にぎゅうぎゅうにして差し込んでも、一週間もすれば金魚が抜き取ってしまうので、ライフマルチの底から2センチ程度茎がはみ出すようにして挿しておくことを思いつき実践。いまのところ2週間以上、抜ける気配がありません。

メンテ

  • 長くなりすぎたら茎の途中ではさみで切って植え直せば、どんどん株が増えてゆきます
  • 白い根は目障りなら切ってもいいそうですが、少しでも硝酸塩を吸収してくれるように、我が家では生え放題にしてあります。

金魚は食べる?

  • 葉がやわらかく、金魚が軽くついばむだけで引きちぎれるので、ほとんどえさ代わり。照明の強さ・アナカリスの本数・金魚の数や大きさがうまく釣り合えば、需要と供給がバランスして買い足さなくてもよい状態になります。食べられる速度の方が早いと、すぐに葉無しの茎だけにされてしまい、悲しく水中を漂うことに。

カボンバ(カボンバカロリニアーナ)

  • マツモっぽい風体の水草。これも室内飼育なら照明のみ十分にしておけば維持できます
  • 成長はアナカリスほど早くはないですが、枝分かれしながら目に見えて伸びてゆきます。

金魚は食べる?

  • 針のような葉ですが、うちのコメットは引きちぎってしまいます。水槽じゅうに扇子のような葉の切れ端が漂います。

塩水でも大丈夫?

  • 病気の金魚を0.5%塩水浴している水槽に入れっぱなしにしてますが、枯れるどころかすくすく伸びてゆきます。どうやら塩分には強いようです 2013-11-22

マツモ

  • 金魚用の定番水草

レイアウト

  • 浮遊性で、底に根付くものではないので、ミニ水草に浮かべておくにはいいけど、ちょっとレイアウトしづらい
  • ライフマルチに挿して水底に固定することは可能。葉が細いので、金魚の食いちぎりによる力がかかりにくいのか、意外と石で抑えておくだけでも抜けない
  • 光量があると、細い葉にびっしりと細かい酸素の気泡がついて、きれい。
  • アナカリスとくらべて浅い緑色なので、水槽が明るい印象に。
  • たくさん殖えて、伸びすぎた株が水面に漂うようになっても、外掛けフィルタの流れに沿って揃ってたばびき、川のせせらぎのような自然さがあって、なかなかよい。

金魚は食べる?

  • 金魚のエサ水草なので、よく食べる。でも、十分な光量があれば、それ以上に成長し、どんどん枝分かれして増殖。ジャングルのようになる。
  • マツモが生い茂ってからは、金魚があまり餌を欲しがらなくなった。

水質浄化作用

  • 水草の光量を強めて以降、アナカリスやカボンバを投入し、それなりに成長したものの、夏に近づき水温の上昇とともに苔の発生もひどくなり、アナカリスは苔に覆われて黒っぽくなって弱り、食べ尽くされ、カボンバも一定以上食いちぎられると勢いがなくなって枯れ木のようになって消滅。
  • ところが、このような状態の水槽にマツモを10本投入したところ、劇的に成長して枝分かれ増殖。それとともに苔の発生速度は大きく低下し、フィルタの汚れも極端に低下(一週間で目詰まりして洗浄していたのが、3週間経っても水通りがいいまま!)。
  • 早い成長で水中の汚染物質(硝酸塩とか?)を吸収・固定してくれるのか?葉が細いから吸収の効率がいいのか?とにかく、明らかに水槽が浄化されており、効果には目をみはるばかり。

ウィローモス

金魚は食べる?

  • お店では「食べられにくい」といわれ、確かに手ではなかなか引きちぎれないぐらいに固いのだけど・・・食べ尽くされてしまいました。光が足りなかったせいもあるかもしれないけど。

生育

  • そのまま沈めておくか、石などに巻き付けて固着させるか。
  • webの記事を参考に、園芸用の「鉢底ネット」に糸で巻き付けて沈めていましたが、金魚がどんどん引き抜いてしまい、ほとんど消失してしまいました。

ミクロソリウム

  • シダの一種。

金魚は食べる?

  • 葉は固く大きいのでさすがに食われてないですが、株分かれした新芽はゼンマイみたいな感じで、よく食べられてしまいます

購入

注意点

  • ミクロソリウムを水槽に入れて一ヶ月ほどすると、ほかのアナカリスなどに黒いカビのようなものが大量に付着して枯れてゆくようになり、ミクロソリウムの葉自身も黒くまだらに変色して見栄えが悪くなってきました。また、水槽などにコケも多く付くようになりました。よくわかりませんが、ミクロソリウムを入れるまでは水槽内になかった現象なので、これが水槽内にカビ類・コケ類を持ち込んだとしか考えられません。
  • それと時を同じくして金魚の一匹におなかが膨らむ症状が出て来たりもしました。カビ類が水質を悪化させてしまった可能性もあると考えています。
  • 結局、ミクロソリウム自身も徐々に元気がなくなり、新芽もあまり生えなくなって、結局半年後に処分しましたが、黒いカビのようなものはその後も消えず、結局もう一匹の金魚もおなかがふくらんだり白点病を発症したり。
  • コケの媒介疑惑を除外しても、金魚が食べるわけでもなく、成長が盛んなわけでも光合成を盛んに行うわけでも、見栄えがいいわけでもないので、金魚水槽にわざわざ入れる必要はないのかなぁと思います。

グリーンロタラ

金魚は食べる?

  • 葉は柔らかく成長も遅いので、金魚水槽には禁物かも。あっというまになくなりました

フィランサス フルイタンス(浮き草)

  • 水質浄化を目的に買ってみましたが・・・

金魚は食べる?

  • 浮き草だから大丈夫かと思いきや、まず根をあっという間に食べ尽くされ、成長できなくなってそのままどっかへ消えてしまいました。大失敗。

水草と薬品

テトラ 外掛け式フィルターの交換フィルター「アルゴストップ」

  • 夏に入ってコケの増殖がすごいので、交換フィルターを「アルゴストップ」に交換。
  • 効き目は鮮やかで、ガラス面や水草の葉の表面へのコケ付着はピタっと止まりました。
  • ただ、マツモの成長もピタっと止まり、やがてアナカリスとともに樹勢が衰え、葉が薄くなってふやけ、やがてマツモは葉がばらばらになって分解してしまいました。「一部の水草に悪影響」との注意書きがありましたが、マツモ、アナカリスがやられるなら、ちょっと使えないですね。
  • ミクロソリウムは新芽を出したりしているので、大丈夫っぽいです。ただ、この株を投入して以降、クロいコケが増え出し、他の水草がコケに覆われて枯れ始めました。ユニちゃんのおなかがふくらんだのも、こうしたコケやカビのようなものが水中で増えたからではないかと勘繰ったり。
  • アルゴストップ、含有成分の表示は一切なく、何が入っているのかは謎。水質チェックをしても、硝酸塩濃度は高いままなので、特に硝酸塩を分解するバクテリアが入っているわけでもなさそう。pHその他の指標もあまり変化はなし。いったいどんな成分がコケを止めているのか・・・



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Last-modified: 2014-11-09